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横浜市西区の訪問看護ステーションの仕事内容と自分らしく働く職場の見つけ方

横浜市西区の訪問看護ステーション「株式会社forピースケア」が解説!
訪問看護ステーションの基礎知識と求められる職種とスキル

「住み慣れた地元で過ごしたい」「自宅で療養したい」という願いをお持ちの方は年々増え続け、横浜市西区の訪問看護ステーションを利用したいという方々も増えています。「株式会社forピースケア」では、そんな皆様のご要望を叶える訪問看護スタッフを募集しています。今回は訪問看護のサービス内容等に加えて、訪問看護ステーションの求人をお探しの方向けに「自分らしく働く職場を見つけるためのヒント」をご紹介します。訪問看護ステーションの求人を探す際の手引きとしてぜひご活用ください。

訪問看護ステーションで働く前に知りたいサービス内容

訪問看護ステーションでのお仕事に興味がある方ならまずはサービス内容から押さえていきましょう。訪問看護サービスの利用をお考えのご本人様やそのご家族様は、どのようなサービス内容があるのか、公的保険が利用できるのかどうか等、多くの疑問をお持ちのことと思います。

ここでは、介護保険と医療保険の区分や、自費による訪問介護についてご紹介するので患者様になったつもりで読んでみてください。

訪問看護ステーション利用の基礎知識

訪問看護ステーション利用の基礎知識
訪問看護とは

訪問看護は、在宅で寝たきりの方などに老人訪問看護ステーションが看護師を派遣する制度として1992年(平成4年)にスタートしたのが始まりです。(社会保険研究所『介護保険・医療保険 訪問看護業務の手引』令和3年4月版より)2021年現在は、自宅療養が必要な状態の方、主治医によって訪問看護が必要と判断された方など、一定の条件を満たせば65歳以上の高齢者に限らず訪問看護を受けられるように制度が拡充されています。

また、前述の手引きによると、1994年(平成6年)には医療保険が、2000年(平成12年)には介護保険が訪問看護でも適用可能となりました。どちらの保険が利用できるかは、年齢や疾病の種類によってだいたい次のように区分されています。

介護保険適用の場合
  • 65歳以上で、要支援・要介護と認定された方
  • 40歳以上65歳未満で要支援・要介護と認定され、かつ「16特定疾病」に該当する方

「16特定疾病」とは、がんや関節リウマチなど、「介護保険法施行令」で特に定められた16種類の疾病です。

また、これら以外に、厚生労働省によって医療保険の対象と定められた疾病もあります。40歳未満の方は介護保険の対象年齢ではないため、介護保険を利用した訪問看護を受けることはできません。

16種類の特定疾病は具体的に次の通りです。

1. がん(医師が一般的に認められている医学的見地に基づき、回復の見込みが無い状態に至ったと判断したものに限る)
2. 関節リウマチ
3. 筋萎縮性側索硬化症
4. 後縦靱帯骨化症
5. 骨折を伴う骨粗鬆症
6. 初老期における認知症
7. 進行性核上性麻痺、大脳皮質基底核変性症、及びパーキンソン病
8. 脊髄小脳変性症
9. 脊柱管狭窄症
10. 早老症
11. 多系統萎縮症
12. 糖尿病性神経障害、糖尿病性腎症及び糖尿病性網膜症
13. 脳血管疾患
14. 閉塞性動脈硬化症
15. 慢性閉塞性肺疾患
16. 両側の膝関節または膝関節に著しい変形を伴う変形性関節症
医療保険適用の場合
  • 65歳以上で、要支援・要介護に該当せず、医師によって訪問看護の必要性を認められた方
  • 40歳以上65歳未満で、要支援・要介護に該当しない方、または「16特定疾病」に該当しない方
  • 40歳未満で、医師によって訪問看護の必要性を認められた方

医療保険は、介護保険の対象とならない40歳未満の方も適用となる可能性があります。また、厚生労働省が別に定める疾病に該当する方や、病状の悪化による特別訪問看護が認められた場合など、特例措置もあるので、厚生労働省のホームページや訪問看護ステーションで確認してみてください。

自費による訪問看護

上記のいずれにも該当しない場合には、自費による訪問看護という選択肢があります。利用頻度や時間に限りがある公的保険に比べ、自費の場合は利用の制限がありません。「65歳以上」などの年齢による区分もなく、介護保険や医療保険の適用を受けていても、自費による訪問看護を併用することもできます。ご本人様やご家族様の事情に応じて活用できる方法です。

訪問看護ステーションのサービス内容

訪問看護ステーションのサービス内容

自宅で過ごしながら日常生活の手助けをしてもらえるサービスというと、「介護サービス」を思い浮かべる方は多いと思います。介護保険で受けることができる主なサービス内容は、訪問介護員(ホームヘルパー)が行う身体介護や家事援助、施設などに出向いて過ごす日帰りケアなどです。

それに対して「訪問看護サービス」は、医療従事者が自宅療養されている方を訪問し、療養上の支援や診療の補助を行うサービス。訪問看護に携わるのは、看護師をはじめ保健師や助産師といった医療の専門資格を持つ人です。医師の判断により、理学療法士や作業療法士などが訪問してリハビリテーションを実施することもあります。

具体的な支援の内容は、次のとおりです。

訪問看護で受けられる主なサービス内容
  • 血圧、呼吸、脈拍、体温などの全身状態の測定や病状の観察
  • 食事や入浴、排泄の介助
  • 医師の指示による注射、点滴、カテーテルの管理、床ずれの手当などの医療的処置
  • 主治医との連絡、調整
  • 在宅での看取り、終末期ケア

このように、訪問看護は医療にかかわるケアに特化したサービス内容です。医師や医療機関と連携して行われるため、症状が重い場合でも自宅で適切な医療支援を受けることができます。ご本人様やご家族様にとって、自宅にいながら様々な医療処置を受けたり、療養中の相談ができたりすることは、患者様の大きな支えとなっているはずです。

訪問看護ステーションの求人をお探しの方へ!自分に合った職場の見つけ方

訪問看護ステーションで働くことを検討されている方向けにサービス内容についてご紹介してきました。ここからは、「訪問看護の仕事をしたい」「求人を探している」という方のために、訪問看護で働くスタッフの職種や自分らしい職場を見つけるためのヒントをご紹介していきたいと思います。

訪問看護ステーションの職種とスキル

訪問看護ステーションの職種とスキル

「訪問看護」という言葉から直接イメージする職種は、「看護師」かもしれません。しかし実際には、訪問看護ステーションで働く医療従事者の職種や資格所有者の範囲はたいへん幅広く、求人も増えているのが現状です。

訪問看護ステーションで働く医療従事者の主な職種

看護師・准看護師・保健師・助産師・理学療法士・作業療法士・言語聴覚士 他

2001年(平成13年)に90%以上を占めていた看護職員の割合は、2015年(平成27年)では70%程度に、(厚生労働省資料)理学療法士や作業療法士などの割合が増加し、訪問看護に求められるサービス内容は広がりを見せています。また、公益社団法人日本看護協会では、訪問看護師が介護支援専門員からの電話相談を受けたり、同行訪問し、支援や助言を行うモデル事業を実施、「実施の手引き」も発行されています。

(公益社団法人 日本看護協会『医療ニーズを有する患者様のケアマネジメントに関する 看護師による介護支援専門員への相談支援事業 実施の手引き』)

このように、訪問看護ステーションの役割やニーズは年々重要になっているのです。

精神科の利用ができる訪問看護ステーションもある?

サービスを受けられる方のなかには、精神障害をお持ちの方や精神疾患による療養中の方もいらっしゃいます。患者様を精神面でサポートする精神科の看護師の需要も訪問看護の現場では年々増えており、訪問看護ステーションによっては精神科看護を希望することができます。

訪問看護の現場で働く際には精神科の看護師のようなケアができるスキルはとても大切です。精神科の受診が必要のない患者様も、重い疾病や長い療養生活のなかで心のケアが必要になってくる場合もあります。

株式会社forピースケアでは医療的ケアに加えて患者様の精神面でのサポートも、とても大切にしています。訪問看護の現場で精神的ケアが必要になった時の参考に、「精神科看護師」に求められる役割やスキルについてご紹介します。

求められる「精神科看護師」としてのスキル

訪問看護の際には、バイタルチェックやアセスメント、褥瘡処置などの医療行為を行うことが多いのはもちろんですが、精神面でのサポートも大変重要になってきます。

・コミュニケーションを大切にする

一般の患者様にも通じることですが、特に精神疾患などをお持ちの患者様に対しては、日々のコミュニケーションが重要です。信頼関係を築くことが、与薬や医療処置のスムーズな受け入れにつながります。

・患者様の状態を確認し、異変に気づく

精神障害や精神疾患がある場合、ご自身が体調の変化に気づきにくかったり、訪問者に的確に伝えられなかったりすることもあります。患者様の状態を観察し、気づきを医師に報告して指示を仰ぐなど、細やかな連携が必要です。

・お薬の管理をしっかり行う

必要なお薬を勝手にやめてしまったり、逆にまとめて飲んでしまう事故が起きたりしないよう、一般の患者様以上に万全の注意を払っていきます。

・セルフケアを支援する

掃除や買い物、料理などは訪問看護サービスの範囲ではありませんが、病状や症状に応じて、患者様がご自身で快適な生活を送るための支援やアドバイスを行うこともあります。

こういったスキルを伸ばしたい方、自信がある方は精神科訪問看護を行う訪問看護ステーションの求人を探してみることもおすすめします。

訪問看護ステーションへ!職場選びのポイント

訪問看護ステーションへ!職場選びのポイント

前項では精神科看護師としてのスキルや訪問看護ステーションでの職種をご紹介しました。自分の興味のある職種や伸ばしたいスキル以外に職場を選ぶ時のポイントをご紹介します。

・面接官との相性を考える

訪問看護ステーションで働くためにはまず申し込みをして面接を実施するはずです。その時の面接官と一緒に働くことになるはずですから面接官との相性をしっかり確かめたうえで職場を選びましょう。

面接ではつい自分をよく見せようと考えてしまいますが、取り繕いすぎると入社した後に辛くなってしまう場合があります。面接官だけではなく、看護師の方々も職場を選ぶ立場です。

緊張しすぎず、自然体のあなたで職場に求めることを正直にお話しすることをおすすめします。

・働く環境について確認する

求人にはいい事ばかりが書かれていますが訪問看護ステーションによっては求人内容と話が違ったということがあるかもしれません。

求人には残業なしと書いてあったのに実は話が違った、家庭の事情を理解してもらえずシフトが厳しい、年間休日が求人の記載内容と違う等が起きないように、自分が何を重視するかを確認し、求人情報に間違いがないか、面接時にしっかり確認することをおすすめします。

ちなみに株式会社forピースケアでは残業がなく、場合によっては患者様の自宅へ直行直帰できます。電子カルテ(iBow)を取り入れているので業務内容によっては在宅勤務も可能です。

何か気になることや不安があれば面接時になんでもお聞きください。柔軟な働き方がしたいという方は電子カルテや在宅勤務を取り入れている訪問看護ステーションを探してみるのもいいかもしれません。

転職に踏み切った決め手を確認する

転職を考えているなら、どうして転職に踏み切ったのかをしっかりと考えてから転職先を選びましょう。自分に合った職場をみつけるためには自己分析をすることが大切です。自分が職場に求めること、嫌だったことを書き出して整理してみるのもいいかもしれません。

たとえば「職場の人間関係に疲れてしまった」ということが理由であれば比較的新しくできた訪問看護ステーションを探すことをおすすめします。人間関係がまだあまり構築されていない新しい現場ならきっと安心して働けるはずです。

いかがでしたでしょうか。

「訪問看護ステーションで働きたい」とお考えの方はもちろん、初めて興味を持ってくださった方も、ぜひ積極的に求人に応募していただきたいと願っております。患者様に寄り添い、時には長期にわたって見守っていくこともある訪問看護の仕事です。このやりがいのある仕事に、一緒に取り組んでみませんか。

横浜市西区の訪問看護ステーションなら「株式会社forピースケア」へ

近年、治療や療養のあり方についての選択肢が広がってきています。株式会社forピースケアでは、医療保険や介護保険などを活用しながら自宅で過ごしたい方のお手伝いができるよう努めています。訪問看護の分野で力を発揮したいとお考えの医療従事者の皆様、幅広い職種の方が活躍している職場でぜひ一緒に働きませんか。求人へのご応募、お問い合わせをお待ちしております。

訪問看護ステーションで働きたいとお考えなら横浜市西区の株式会社forピースケア

会社名 株式会社forピースケア
代表取締役 齋藤こずえ
住所 〒220-0051 神奈川県横浜市西区中央1-19-5-801
電話番号 045-624-9962
FAX番号 045-624-9963
営業時間 9:00 〜 18:00
定休日 土日祝日
概要 地域医療を支える訪問看護サービスを横浜で展開し、看護師の求人を行っております。一緒に会社を作り上げていける方を求めており、アットホームな職場環境ですのでどんなことでもご相談いただけます。夜勤がないので仕事とプライベートの両立がしっかりでき、ワークライフバランスを考慮しながら自分のペースで働けます。正社員のほか、パート・アルバイトの募集も行っておりますので、気軽にご相談ください。在宅医療の経験がない方も、指導やサポートにしっかり時間を取ってフォローいたしますので、安心して働いていただけます。
URL https://for-peace-care.com/